・南米淡水シタビラメ1(別名:パンタナル淡水ヒラメ)
学名:
Apionichthys nattereri
分布:南米(主にアマゾン上流域)
南米淡水シタビラメ(30cm)。日本近海にいる
ササウシノシタにかなり似ている。
一般的な南米淡水カレイ(左2匹)との比較。
かなり特異な形をしている。
小さい個体(10cm程)。体表に細かいスポットがあるのが特徴。
裏側は、周囲が黒いのが、この種の最大の特徴。
アマゾン上流域(ペルー)およびパンタナルに生息するシタビラメ型の淡水カレイ。眼は右側にあり、非常に小さくて間隔は狭い。有眼側無眼側ともに胸鰭がな い。尾鰭はヤリ形。体は細長くて大変肉厚である。口および頭部周辺には細かい毛状の突起がある。動きは緩慢で、捕食も極めてゆっくり行う。餌は生き餌を好 み、飼育下では赤虫を好んで食べる。飼育方法は東南アジアのシタビラメ類に準ずる。日本への輸入はほとんどないようである。最大で 30 cm を超えてかなり大型になる。なお、本種は形態的にササウシノシタ科のものに非常によく似ているが、南米淡水カレイが属するアキルス科に属する。
(飼育の
コツ
一口メモ)
アマゾン川上流でのみ生息が確認されているが、日本への輸入がほとんど見られないことから、生息数が少ないか、あるいは生息地域がかなり狭い可能性が考えられる。しかし純淡水で長期飼育ができることから、もし輸入されれば
A. errans
同様、かなり人気が出ると思われる。