淡水アジ
東南アジア淡水アジ。小さい個体は日本の河川の
河口域でも見られることがある。
俊敏そうでよく泳ぐように見えるが、
水槽内では比較的大人しい。
・淡水アジ
学名:学名不詳
分布:東南アジア河口域(詳細不明)
東南アジアの河口域で採集されたと思われるアジの仲間。アジ(特にヒラアジ)の仲間は稚魚期を河口などの汽水域で過ごすことがあり、日本の河川の河口域でもしばしば見られることがある。飼育に際しては、若干の塩分(1/5海水)を含む中性から弱アルカリ性の水が調子が良く、成長に伴い、塩分濃度を濃くしていった方が良いかも知れないが、小さい個体(10センチ以下)は、あまり濃い塩分は好まないようである。餌は小魚、冷凍アカムシを食べ、餌の量が十分でないと、次第に痩せてくる。一見、遊泳量が多そうに見えるものの、行動は比較的控えめで大人しく、小さい水槽でも飼育が可能である。通常、ヒラアジの仲間は30センチ以上になる(最大で1メートル以上)が、本種はあまり大食漢と言う感じではなく、水槽内ではあまり大きく成長しないと思われる。