淡水コチ

インド淡水コチ。見た目がワニに似てることから
アリゲーターフィッシュとも呼ばれる。
普段は砂に潜っているが、餌が近づくと素早く
飛び出して小魚などを食べる。

・淡水コチ
 学名:学名不詳
 分布:インド河口域(詳細不明)

 インドの河口域で採集されたと思われるコチの仲間。体は縦に平たくて細長い。見た目がワニに似ていることから、英名はアリゲーターフィッシュと呼ばれていて、尾鰭が縞模様のこのタイプは特に「フラッグテール(旗の模様の尾鰭の意)アリゲーターフィッシュ」と呼ばれている。コチの仲間はときに河口などの汽水域で過ごすことがあり、日本の河川の河口域でもたまに見られることがある。飼育に際しては、若干の塩分(1/5海水)を含む中性から弱アルカリ性の水が調子が良い。真水でもしばらくは飼うことが出来るが、体が黒ずんで死亡することが多いようである。餌は小魚、冷凍アカムシを食べ、人にもよく馴れるのでピンセットからでも餌を食べるようになる。普段は砂に潜って眼と口先だけを出しているが、餌が近づくと砂から素早く飛び出して餌を食べる。他の魚への攻撃性もあまりなく、大人しくて丈夫な魚である。水槽内ではあまり大きく成長しないと思われる(最大で 20 センチ弱)。