オーブリーの間(その2)
オーブリーの顔アップ。上まぶたもとんがっている。まるでコノハガエルみたい。
さて、やって来たオーブリーですが、当初は甲羅の縁がヘロヘロした感じで、色も本や海外のサイトで見かけたオレンジ色とは程遠いモノだったので、当分の間立て直しが必要やなぁ〜と言うことで、毎日の給餌、紫外線を多く含むライト(スパイラルライト)などなどいろいろと用意して様子を見ることにしますた。で、約1ヶ月弱で甲羅には再び張りが戻ってきて、それと同時に古い皮膚が浮き上がるようにしてはがれ始めましたぁ〜( ´▽`) まずは甲羅全体が光沢を帯びた濃い赤色になり、その後指で背中の汚れをこすり落とすと、柿の実のようなオレンジ色が出現〜(;゜Д゜)
古い皮膚がはがれ落ちて、光沢を帯びた濃い赤色に変色〜。
この皮膚もすぐにはがれ落ちようとしていたので・・・・、
浮き上がってきた皮膚を指の腹でそーっとこすってみたところ、
柿色の肌が出現〜(;゜Д゜) こんな色は初めてでしぃ〜。
調子が上がってくると皮膚の代謝が活発になるのかして、古い
皮膚はやや黒ずんでから甲羅の縁からはがれてくる(左肩に注目)。
かなりド派手な柿色。手足の黒色と頭部から甲羅のまん中に走る
黒いラインがコントラストになっていて何とも目立つでしぃ。
で、このド派手な柿色の体色なんでしが、このまま続くと思いきや、水換え時に新水を一気に投入しちゃうと、翌日には真っ白くなっちゃってうっすらと綿をかぶったような状態になるですぅ〜(;´Д`) 恐らくは肌荒れを起こしちゃってるようで、物の本によると現地では森林地帯に生息しているらしく、落ち葉や枯葉が水没して、それらからしみ出してくる各種有機酸(タンニン酸など)の影響で、かな〜り酸性に傾いた水質になってるとのこと。そう考えると、頭部や甲羅の赤っぽい色は、現地の赤茶色い水に溶け込むカモフラージュと考えられるですなぁ。
泳ぎ回る習性があるかどうか、水深をやや上げてみたところ。立ち上がって呼吸は
するでしが、体を浮かび上がらせて泳ぐ様子はほとんどないですわぁ〜。お腹、赤っ!
よく南米産の曲頸類のカメさんも、アマゾンの酸性の水質のところで暮らしているため、飼育時のpHも酸性にしておかないとすぐに肌荒れを起こすとよく言われるので、今回オーブリーも同様の体質であることが判明〜(;´Д`)。で、そのまま調子を崩すかと思ったんでしが、動きにやその他の様子にコレといった変化はほとんど見られず(と言うか、もともとあんまり動き回らない)、餌食いは全く落ちないで、定刻に人影が動くのを見つけると、駆け寄ってきて餌を催促するですわぁ。その辺は実によく人慣れするスッポンで。
水質を酸性にする対策ですが、水換えをサボってても自然と酸性には傾いてくるんですが、あんまりいい傾向ではないので、よくアジアアロワナの飼育に用いられる「マジック・リーフ」なる大きな枯葉(水の中で紅茶のように酸性成分がしみ出す)を投入しようと考えたんでしが、ちょっと買いに行くのが億劫だったのと、せっかく秋真っ盛りだったので、近所の落ち葉を何種類か拾い集めて、その中から木蓮(もくれん)の落ち葉を投入することに決定〜。理由は大きくって丈夫そうなので、水につけてもすぐには分解してなくならないかなぁ〜・・って。で、沈んだ落ち葉の下に見え隠れするオーブリーを期待して、水洗いした落ち葉を入れたところ、葉っぱはプカプカと浮かび上がって水面を覆い尽くし、水面下が真っ暗に・・(T_T)ウウッ 落ち葉は水につけておいて、沈むようになったモノを使用すべし・・、教訓を得ますたぁ(;´Д`) で、落ち葉の即効性は・・・でしが、それでも1週間ほどして赤茶色さを増した落ち葉の中、オーブリー君は皮膚感の落ち着きを取り戻したように見える・・かな。