\(T▽T)/スッポンの卵、孵化〜\(T▽T)/

孵化したての子スッポン。メッチャ元気( ´▽`)


 2003年6月末のこと。友人から一本の電話がありました。「今、近所の池におるんやけど、目の前でスッポンが産卵してるで〜!!」との情報が・・。矢も楯もたまらず即効で現場に駆けつけると、甲長 30 センチ以上はあろうかと言う大きなスッポンが木の植え込みの所で後ろ足で一生懸命穴を掘ってました。人通りが激しい中、スッポンはとぎれとぎれ卵を産んだ後、しっかりと埋め戻してそそくさと池に戻っていきました。でも、土の表面には浅く埋めた卵が顔を出していて、頭上の木の上ではカラスが我々の帰るのを待ってる様子・・(;´Д`) で、何個産んだかを少し掘り返して調べたところ、かなりの数( 50 個近く)産んでたようなので、ワタシと友人とで表面の方の数個を持ち帰って孵化させることにしますた( ´▽`)

 で、卵が埋まってた土と一緒に卵8個をプラケースに入れて保湿してたんですが、イマイチ水分の行き渡り具合が良くなかったのと卵1個が途中で(多分、発達が止まって死んでしまったせいで)割れてしまったので、土をミズゴケに変えて乾燥しないように時折霧吹きをして常時 30 度程になるようにして孵化を待ちました。そして約 50 日後、ミズゴケがちょっと乾き気味だったので、いつもより多い目に霧吹きをした翌朝、4個の卵が孵化しました〜( ´▽`)

プラケースにミズゴケを敷き詰めて卵を置いた孵化容器(左)と孵化直後のスッポン(右)。


生まれた後の卵の殻(左)と孵化初日に出てきた4匹の子スッポン(右)。

 卵は1円玉ぐらいの大きさでしたが、中から産まれたスッポンは10円玉ほどで、産まれた直後は丸いんですが、次第に甲羅の縁ペラが伸びてきて、やや楕円形になりますた( ´▽`) で、孵化後そのままにしておくと、水辺がないと悟った子スッポン達はすぐにミズゴケの中に潜って、体が乾燥するのを防ぐ習性があるようです。そこを掘り出して手のひらに乗せたり、お腹の様子を見ようと思ってひっくる替えすと、もの凄い暴れよう(;´Д`) かなり元気な子たちです。で、体についた卵の殻やミズゴケを落とそうと子スッポン達を水の中に入れると、何の躊躇もなくスイスイ泳ぎだしますた〜( ´▽`)


小さな容器に入れて体の汚れを落とそうと思ったら、スイスイ泳ぎだしたです〜。

 その後、子スッポン達は噛み合いや感染症の拡大を防ぐために、1匹ずつ砂を敷いたプラケースに入れて様子を見ることにしました。で、容器に入れた途端、全員アッという間に砂に潜ってしまいますた(;´Д`) でも、試しにカメのエサ(配合)を落としてみると、ニオイに釣られて早速食べてたです〜( ´▽`) 孵化直後から泳ぎ回ったりエサを食べたり、まったくもってたくましい限りですなぁ〜。ちなみに、まだ産まれてない3個の卵なんですが、試しに水をかけてみたら急に2個、さらに後日1個の計7個が孵化しますた( ´▽`) まるでインスタント食品みたいです。恐らく自然環境でも、夏場の乾いた状態から雨が降って土が軟らかくなったのをきっかけとして、孵化するのかも・・。