淡水ウミタナゴ(セッパリイサキ)

セッパリイサキの顔。大きな目におちょぼ口が特徴的。
強い個体は銀色に輝く。
背鰭を広げたところ。棘が多くて痛そう。少し驚いて
いる個体は茶褐色の縞模様が出る。

・淡水ウミタナゴ(セッパリイサキ)
 学名:Genyatremus luteus
 分布:アマゾン河口域

 ブラジルの浅海域および河口の汽水域に生息するイサキの仲間で、標準和名が付いている。体高が高く、眼が非常に大きいのが特徴的。体色は銀色の地に茶褐色の縞模様がある。背鰭は棘が発達していて、時折、威嚇するように広げる。行動は俊敏で、同種でも追いかけあいをよくする。また、おとなしい魚に対してはやや攻撃性があるので、混泳には注意が必要。口はおちょぼ口だが非常に大食漢で、餌はクリル、冷凍赤虫など、何でもよく食べる。飼育に際しては若干の塩分( 1 / 6 海水〜 1 / 2 海水)が必要だが、塩分さえあれば水質にはうるさくない。活発でかなり丈夫な魚だが、輸入量は多くない。最大で 30 cm 近くになる。