・ボルネオ淡水カレイ
 学名:Achiroides melanorhynchus
 分布:インドネシア(ボルネオ島)

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ボルネオ淡水カレイその2。インド産(オリエンタリス)によく似ている。
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裏側。口の部分が白い。

  インドネシア(ボルネオ島)に生息するシタビラメ型の淡水カレイ。眼は右側にあり、北米カレイ同様小さい。有眼側無眼側ともに胸鰭は無い。背ビレ、腹ビレおよび尻 ビレは融合している。体は丸くてやや肉厚である。無眼側は白く、口の部分も白いことでleucorhynchos 種と区別出来る。動きはかなり俊敏でアクティブ。捕食はやや素早いので、他のカレイ 類との混泳に注意。餌は生き餌を好 み、飼育下では赤虫を好んで食べる。近年、日本への輸 入がコンスタントになっている。最大で 14 cm 弱。なお、本種はササウシノシタ科のものに非常によく似ているが、アキロイデス属2種は、胸ビレが無いなどの形態的特徴から、属レベルで分けられていると 思われる。

(飼育のコツ一口メモ)
 同じ属のleucorhynchos 種に混じって輸入されることから、同じ水域に生息していると思われる。日本への輸入は多くは無い。水槽に導入当初はややデリケートな面がある。