・南米淡水シタビラメ2
 学名:Apionichthys sp.(詳細不明)
 分布:南米(主にアマゾン上流域)

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南米淡水シタビラメの無地タイプ。
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裏側は白く、柄などは無い。

  アマゾン上流域(ペルー)生息するシタビラメ型の淡水カレイ。眼は右側にあり、非常に小さくて間隔は狭い。有眼側無眼側ともに胸鰭がな い。尾鰭はヤリ形。体は細長い。口および頭部周辺には突起がない。動きは緩慢で、捕食も極めてゆっくり行う。餌は生き餌を好 み、飼育下では赤虫を好んで食べる。飼育方法は東南アジアのシタビラメ類に準ずる。日本への輸入はほとんどないようである。最大で 12 cm程度と思われる 。なお、本種も形態的にササウシノシタ科のものに非常によく似ているが、南米淡水カレイが属するアキルス科に属する。

(飼育のコツ一口メモ)
 アマゾン川上流でのみ生息が確認されているが、この種も日本への輸入がほとんど見られないことから、生息数が少ないか、あるいは生息地域がかなり狭い可能性が考えられる。Apionichthys nattereriに混じって輸入されることから、生息地域が極めて近いと考えられる。ただし、本種の方が肌荒れに弱い面があるため、体表面に白いモノが付着している場合、薬および塩での薬浴が有効。