餌の問題ですが、どの種類も生き餌を好むのは事実です。しかし、特にイトミミズは病気が発生しやすいので、できれば避けた方が良いのですが、餌付きの悪い小さな個体にはこれが最も有効なので、どうしても与えなければならない場合には食べ残しが出ないように注意して与えます。また、食いを渋っていても、しばらく絶食させてから良質の冷凍赤虫を与えるとたいてい食べ始めます。その際、与えるタイミングとしては、消灯直前にカレイの頭部の先端に少し置くようにして消灯します。初めのうちは食べ残しが多く出ますので次の日に取り除き、再び消灯前に与えます。これを繰り返すと、早いものでは 2 〜 3 日、遅いものでは 2 週間程で餌付きます。こうなるとしめたもので、明るい内でも自分から餌を求めてやって来るようになり、餌のロスもほとんど無くなります。なお、乾燥餌はほとんど食べないようですが、養殖されているヒラメは乾燥餌を食べていることから、根気よく続ければ淡水カレイも食べてくれるようになるかも知れません。


 大きな個体に小魚を与える場合ですが、金魚やメダカは健康なものを与えないと病気が感染する心配があります。対策として、与える直前に 1 %食塩水で 30 分以上トリートメントしてから与えると良いでしょう。その点、アカヒレやネオンテトラは病気の発生の心配がほとんどありませんが、アカヒレはことの他逃げ足が早いようで、食べられずに残ってることがあり、餌には不向きです。与える量ですが、大人の手のひらサイズのカレイの場合、金魚なら週に 3 〜 4 匹、メダカなら 7 〜 8 匹程度を食べます。しかし、大切なのは餌の量ではなく泳がせておく密度です。カレイは自分から餌を追いかけることがほとんどありませんので、餌に出くわす確率が高くなるように餌を多い目( 2 倍程度)に与えるのがポイントです。


 ただし、南米淡水ヒラメは自分から餌を追って食べるため与えすぎは禁物で、目安の量の半分弱を週に 2 〜 3 回に分けて与えます。また、食べ残した小魚は、あまり長期間( 2 週間以上)放置しておくと逆にカレイをつついたりするので、取り出した方が良いでしょう。