インドシナの間

インドシナオオスッポン(Amiyda cartilaginea)。甲羅干し中。


 数あるスッポンの中で、気にはなってたけどなかなか手を出さなかったのが、実はこのインドシナオオスッポンである。名前にもあるように巨大になるのがその理由だった。コガシラやマルも確かに巨大になるのだが、彼らは大きくなってもあまり動き回らないのが特徴的だ。なので、そんなに飼いにくいイメージはなかった。でも、とあるショップで甲長 70 センチ近いインドシナオオスッポンを見たとき、それは 1 メートル四方の水槽の中で所狭しと暴れ回っていた(;´Д`)

水の中では鮮やかな黄色い斑点がイパーイ。
結構臆病な性格で、いつも
方をすくめた感じ・・

 で、「こりゃーちょっと飼えんなぁ〜(−_−)」って思ってたけど、ひょんな偶然からこの種類を飼育してる友人から、「メッチャ大人しいし、むしろ臆病なぐらい」との感想を聞いて、思ったよりは飼い易いんかなぁ〜・・ってことで、探し出したけど、これが案外見つからない。今まで飼おうと思わなかったときはショップやネットオークションで売られてたんだけど、いざ求めるとサッといなくなったでし(T_T) 東南アジアでは最もポピュラーなスッポンらしく、ブリードも結構されてるみたいなのだが、やっぱ時期があるみたいで、それを逃すと次の時期までまたないといけないようだ。あと、どのスッポンにも言えることなのかも知れないけど、入荷当初はとかく状態が悪いことが多いようだ。なので、購入時はまめな甲羅干しをして病気予防に努める必要があるかな。

 で、飼ってみての印象は、黒い体に黄色の細かい斑点が何ともキレイで、甲羅も木目調に黒や黄色のドットが入って、何ともオモシロイ模様( ´▽`) あと、個体差かも知れないが、友人が話してたように、(コガシラやマル以外の)他の鼻のとがったタイプのスッポンよりは、やはり大人しいと言うか動きがおっとりしてる印象がある。物音にも結構敏感で、いつも周りをキョロキョロ見渡して、ちょっとでも物音がするとすぐに砂に潜ってしまうでし(;´Д`)