マルへの花道2

ハナマルスッポン(Pelochelys bibroni)。手のひらサイズ〜( ´▽`)


 
待望のハナマルスッポンは大きめの個体が来ることになったんですが、以前に入荷していたときは小さい個体が多かったせいか、実際はマルスッポンなのにハナマルスッポンと称して出回っていたことが多かったようです。その理由として考えられるのは、大型の個体に関する資料がほとんどなかったと言うのもあるようですが、特に小さい個体では大人のような特徴的な模様が現れてないことが原因でもあったようです。ワタシも実物はおろか写真もほとんど見たことなかったので、「もし小さい個体を見てもマルとハナマルを区別できるだろうか・・(;´Д`)?」と、思うようになりました。

5センチ程の個体。模様は不明瞭。甲羅の
ザラザラ感、クビの3本ライン、および
ヒゲ状のヒダヒダは大きい個体にソックリ〜
12センチほどの個体。甲羅のまだら模様が鮮明
になってきている。甲羅のザラザラ感はさらに
強く現れている。甲羅は成長に伴い丸くなってる。

 で、ひょんなことから、今回、手のひらサイズのものもゲットすることができたんですが、その個体を見て思ったのは、「やっぱマルとは全然違うなぁ〜」って。まず模様ですが、大人のように明確な放射模様はまだありませんが、それでも複雑なモザイク模様がああるのが特徴的です〜。さらに、甲羅全体がおろし金のようにザラザラしていて、クビには大人同様にヒゲ状のヒダがいくつも生えてるです〜。そして、クビから肩にかけて入る3本のストライプ模様が、マルの仲間でありながらコガシラであるかのように錯覚してしまう特徴ですわ〜。

 その他の特徴としては、マルと比べて体に対する頭部の大きさの比率が大きいです〜。また、ハナも長い目で、シュノーケルのように水中から息継ぎができるですわ〜。あと、くちびるが横に広がったような感じで、ブルドックと言うか、マタマタやオーブリーフタスッポンのような雰囲気があるです〜。で、例外なく、水槽に入れた途端、砂の中に消えていったです〜(T_T)