- 繁殖
- 繁殖については、まだデータがありませんが、近縁種であるササウシノシタに関する研究はかなりされてますし、ヒラメのような大型のものでも養殖技術が確立されてることから、家庭で淡水カレイを繁殖させるのは不可能ではないと思います。もし、問題があるとすれば、それはこの種が頻繁に繁殖が行われているディスカス程人気がないと言う点でしょう。
- ちなみに、現在人工繁殖が成功している異体類は、温度条件と光周期をヒラメの場合は冬から春、ササウシノシタの場合は春から夏に調節するとたいてい繁殖行動を行い、分離浮性卵が得られます。その後、孵化仔魚はシオミズツボワムシ→ブラインシュリンプ→配合餌料で育てていきます。問題は仔魚の口の大きさで、これによって初期餌料生物に何を与えるかが変わり、負担も大きく変わります。これは予想ですが、一般的に淡水魚は海産魚と比較して孵化仔魚のサイズが大きいので、ブラインシュリンプからの育成が可能かも知れません。もしそうならば育成は楽なのですが、そうでない場合はインフゾリアを湧かすか、あるいは淡水棲のツボワムシもあるようなので、入手可能な場合はそちらの方がサイズが小さいので効果的でしょう。
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